Mikuni Shimokawa 「Reprise」〜下川みくにアニソンベスト〜

今回語るのは、下川みくにさんのベストアルバム「Reprise」。

このアルバムは、豪華な2枚組構成。
1枚は、これまで下川さんがリリースしてきた曲の中でチョイスされたベスト盤。
個人的に大好きな「それが、愛でしょう」を含む全11曲が入っている。

「それが、愛でしょう」は、自分が初めて好きになった下川さんの歌だ。
アニメ「フルメタル・パニック？ふもっふ」のOP曲として聞いたのだが、優しいアコースティックのイントロから始まり、少しハスキーな声で、大切な人への気持ちを滔々と歌う下川さんに即やられてしまった記憶が懐かしい。
OPのアニメーションも、さすが京都アニメーションという非常に高いクオリティのものであった。

だが、このアルバムの注目は何と言ってももう1枚の方だろう。
何と、これまでに発表されてきた様々なアニメの名主題歌を、独自アレンジで下川さんが歌っているのだ。
「水の星へ愛をこめて」から始まり、「魂のルフラン」「悲しみよこんにちは」「願い事ひとつだけ」「想い出がいっぱい」「残酷な天使のテーゼ」「ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜」「そばかす」などなど、誰もが1度は聞いたことのあるであろう超有名曲が目白押しである。
アレンジに関しては、「これはいい！」と思うものから、正直「・・・？」と思うものまである。
それでもアコースティック中心の新しいアレンジは、それぞれの曲の新しい一面を見せてくれ、そして下川さんの優しくも少しハスキーな歌声が聞いていてとても気持ちが良い。

こういう企画のアルバムは本当にめずらしいので、機会があればぜひ一度聞いてもらいたい。