企画展「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~」

企画展「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~」

今日は上野の森美術館で開催中の企画展「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~」へ行ってきた。

2015年に東京国立博物館で開催された特別展「始皇帝と大兵馬俑」も行っている。
今回は兵馬俑の大きさの違いをテーマに秦と漢の文化の違いにスポットが当てられ、2つの文化の比較を観覧者ができるようになっているのが印象的だった。

兵馬俑の文化は中国の中で受け継がれていたものだが、あれだけ大きくリアルな兵馬俑を作らせたのが始皇帝だけであり、漢の劉邦は自らの出身である楚の伝統にならい始皇帝以前の小さな兵馬俑に戻したのだそうだ。
なぜ始皇帝はあのような兵馬俑を作らせたのか、そしてなぜ劉邦は始皇帝の兵馬俑の形式を踏襲しなかったのか、孔子の言葉などを引用し色々と推測はされていたが、これだという決め手はまだ見つかっていないようだ。
いつか、解明される日が来るのだろうか・・・。

もちろん、兵馬俑は迫力がありとても見ごたえがあった。
大変満足できた企画展だった。